ポイント投資

ｄポイント投資の利益率と複数アカウントでの分散運用

ｄポイント投資は非常に利益率の高い運用商品です。
一見、詐欺のような年利、月利を複利で叩き出せますが、まったく詐欺ではなく、国内でも屈指の超優良企業の提供する、他の同様のサービスとは一線を画したすばらしいサービスです。
ただしそれは、あくまで100％運用ができた場合だけの話です。

12月17日の大改悪によって、1日あたりの追加上限が設定され、普通にやっても儲からなくなりました。
12/17以降の改悪後の方針

複数アカウントによる完全分散ができていない人は、下がる日だからといって迂闊に引き出してしまうと、翌営業日以降に上昇した場合、得られたはずの利益を機会損失してしまうことがしばしばあります。
1日あたりの追加上限がある以上、引き出すときには、本当に引き出すべきなのか十分に考慮しなければいけません。
その日のわずかな損失を恐れて、翌日以降の可能性を排除してしまうのは非常にもったいない場合もあります。
下がる日でも、引き出しは慎重に考えなければいけません。

とはいえ、下がる日に明日以降どうなるかを必死に考えて悩んで決断して運用したとしても、収益の差はたいして変わりません。そんな些細なことで悩むよりも、たくさんｄアカウントを作ってポイントを分散し、その日の上下に応じてフルに出し入れをする方がよっぽど楽で儲かります。

理想は１アカウントあたり4,000P以下での分散。
週末なら4日分追加できるので、月曜日には8,000Pで運用できますが、火～金で下落した後の上昇となった場合にはそうはいきません。
4,000P以下でないと、保有ポイントを上昇初日から100％運用できないため、利益率が大幅に低下します。

単一アカウントでの利益率

わかりやすく、１アカウントで10万ポイント保有している場合を例に挙げて、利益率を見てみましょう。

総保有ポイントに対する実際の利益率

連騰日数	表示上昇率	総保有ポイント	運用ポイント	当日利益	総利益
1日目	1％	100,000	4,000	40　(0.04%)	40　(0.04%)
2日目	1％	100,040	6,040	60　(0.06%)	100　(0.10%)
3日目	1％	100,100	8,100	81　(0.08%)	181　(0.18%)
4日目	1％	100,181	10,181	102　(0.10%)	283　(0.28%)
5日目	1％	100,283	12,283	123　(0.12%)	406　(0.41%)

前提として、下がった日に全部引き出してしまった翌日に、1％上がったとします。

ｄポイントサイトに表示される上昇率は1％ですが、それはあくまで投資したぶんに対しての１％です。
前日17時以降の分と当日の追加で4,000Pを投資でき、利益は40Pです。

当然、投資したぶんの4,000Pで見れば上昇率は１％ですが、保有しているポイントは10万ポイントです。
本当の利益率はこの10万ポイントで見なければいけません。
この場合の本当の利益率は、10万ポイントに対しての40Pで、たった0.04％です。
投資する目的で10万ポイントを保有しているのに、追加上限のおかげで4,000Pしか運用できず、10万Pにたいして40Pしか儲からないのです。

運良く、翌日も１％の２連騰だったとすると、投資できるポイントは前日の4,040Pと当日の2,000Pをあわせて6,040P。
6,040Pの運用でその日の利益は60P、表示上は1％の上昇率となっていますが、保有しているポイントから見れば、実際の上昇率はたった0.06％。
2日間の利益で見ても、10万ポイントに対しての利益100Pで、2日間で0.1％しか上がっていません。

またまた運良く、１％上昇の３連騰となったとすると、投資できるポイントは前日の6,100Pと当日の2,000Pをあわせて8,100P。
8,100Pの運用でその日の利益は81P、表示上は1％の上昇率となっていますが、保有しているポイントから見れば、実際の上昇率はたった0.081％。
3日間の利益で見ても、10万ポイントに対しての利益181Pで、3日間で0.181％しか上がっていません。

実際には間に土日が入ってきますし、毎日１％上がるなんて恵まれた相場は滅多にないですが、表示の上昇率と実際の利益率にはこれだけのズレがあります。

複数アカウントでの利益率

では、１０アカウントに分散した場合はどうでしょうか？
１０アカウントあれば、１日の追加上限は10倍の20,000Pになります。

総保有ポイントに対する実際の利益率

連騰日数	表示上昇率	総保有ポイント	運用ポイント	当日利益	総利益
1日目	1％	100,000	40,000	400　(0.40%)	400　(0.4%)
2日目	1％	100,400	60,400	600　(0.60%)	1,000　(1.00%)
3日目	1％	101,000	81,000	810　(0.80%)	1,810　(1.81%)
4日目	1％	101,810	101,810	1,020　(1.00%)	2,830　(2.83%)
5日目	1％	102,830	102,830	1,030　(1.00%)	3,860　(3.86%)

全体の利益は、10,000Pずつに振り分けたｄアカウントの10アカウント分。
つまり、10,000Pを単アカウント運用した場合の10倍になります。

10アカウントに分散すれば、かなり利益率が向上しますが、それでも、4連騰目でやっと100％運用できるようになり、1日の利益率がようやくサイト表示と同じ率になります。

さらに、100％運用のできる25アカウントで分散すれば

総保有ポイントに対する実際の利益率

連騰日数	表示上昇率	総保有ポイント	運用ポイント	当日利益	総利益
1日目	1％	100,000	100,000	1,000　(1.00%)	1,000　(1.00%)
2日目	1％	101,000	101,000	1,000　(0.99%)	2,000　(2.00%)
3日目	1％	102,000	102,000	1,025　(1.00%)	3,025　(3.03%)
4日目	1％	103,025	103,025	1,025　(0.99%)	4,050　(4.05%)
5日目	1％	104,050	104,050	1,050　(1.01%)	5,100　(5.10%)

全体の利益は、4,000Pずつに振り分けたｄアカウントの25アカウント分。
つまり、4,000Pを単アカウント運用した場合の25倍になります。

25アカウントに分散すれば、ほぼ改悪前と同じような運用益になりますね。
実際には日々の利益で、１アカウントあたり4,000Pを超えてしまうので、上昇初日の利益率が若干落ちていきますが、もしそれが嫌なら、アカウントをいくつか増やしてマージンを作っておけば、しばらくは常に保有ポイントの100％運用ができるでしょう。

アカウント数による比較

では実際の１月の値動きに当てはめてみましょう。
１月１日から100,000ポイントを運用し始めた想定です。
上昇率はサイト上の目安表示から取っているので、実際に投資した場合とはズレます。
あの数字は実際の変動率とはズレ過ぎていてあてになりません。

10万ポイントを１アカウントで運用

10万ポイントを１0アカウントで運用

10万ポイントを25アカウントで運用

表からもわかるように、複数アカウント運用する場合は、それぞれのアカウントの100P未満の端数が積み重なり、運用できないポイントが比較的多く発生してきます。
そのロスをなるべく軽減するためには、分散したアカウントをできるだけポイント共有グループでまとめておきます。
そうすれば、それぞれのアカウントの端数ポイントが共有グループでまとまり、100P以上になるので追加できるようにはなります。
共有グループを組まずに単アカウントで運用する場合も、「100－端数」分を計算して一度引き出してやれば、追加可能ポイントが100になるので、端数も残さず運用することはできます。
がしかし、実運用上、そんな小さなポイントをわざわざ追加しても計算上0.5P以上になることはまれなので、１Pも増えることがなく、作業の割に合わないことが多いでしょう。

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比較的、連騰になることが多かった1月のデータで検証してみても、アカウント数の違いで、利益率に大きく差が出てきます。
連騰が続けば、それだけポイントを積み上げられますので、4,000Pを超えるアカウントでも運用ポイントの稼動率をそれなりに上げられますが、それでも10アカウントと25アカウントの検証結果には最終的な月利で、2％以上の差が付いています。

ポイント投資のサイト上の利益表示はあくまで、投資できたポイントに対しての率表示。
100％運用できていなければ、保有ポイントに対しての実際の利益率はガクンと落ちてしまいます。

連騰が続いて、どんどん追加できると喜んでいるつもりでも、実際は初日に100％運用に持っていけなければ、ただの機会損失。利益率はかなり落ちています。
遊んでいるポイントをいかに複数アカウントに分散して100％運用に近付けるかが、後先短いであろうｄポイント投資で儲かるうちにしっかり儲けるための、重要なポイントとなります。

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